2017年5月26日金曜日

日向山ハイキングコース


前回の大山(大山寺・日向薬師ハイキングコース)に続き、またまた伊勢原市にやってきました。今回は日向薬師のある日向山周辺を歩きます。一見して史跡めぐりとしては地味なんじゃないかと思われるかもしれませんが、個人的にはとても楽しめました。お勧めのハイキングコースです。

Google map 日向山
①日向薬師 ②見晴台 ③亀石 ④見城 ⑤大釜弁財天 ⑥日向山山頂

ガイドブックや観光協会が一般的にお勧めするのが、日向薬師(地図画像①)から見晴台②などを通って七沢温泉に至るコース、もう一つは、日向薬師①から日向山山頂⑥→大釜弁財天⑤などを通って広沢寺温泉に至るコースです。そこで、今回のコースはこの七沢温泉コースと広沢寺温泉コースの”イイとこ”だけを組み合わせた行程にしてみました。

①日向薬師→②見晴台 徒歩で25分
③亀石→④見城 徒歩で40分
④見城→⑤大釜弁財天 徒歩で20分
⑤大釜弁財天→⑥日向山山頂 徒歩で35分
⑥日向山山頂→①日向薬師 徒歩で25分

時間はあくまでも目安で伊勢原駅観光案内所でいただいたパンフレットを参照しています。また、日向山の標高が404mと、こちらも鎌倉の山々に比べるとかなり高めですが、日向薬師がある地点でそもそも平野部よりかなり標高差があるので、そんなに心配はいりません。


貸し切りバスで日向薬師まで!


伊勢原駅からバスで日向薬師まで向かいます。大山行きのバス停は長蛇の列でしたが、日向薬師行きは空いているので快適です。しかもですね、驚いたことに途中から乗客が自分だけとなり、「どちらまで行かれます?」とバスの運転手さんから聞かれるという、人生初めての経験をしました。「しゅ・・終点の日向薬師まで・・」となんか申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

誰もいない走行中のバス

日向薬師


日向薬師バス停からも近い白髭神社で今日の安全を祈願して日向薬師へ。前回は大山登山で体力を使い切った状態で日向薬師に訪れたので、今回はなんか景色や見え方が違うような気がします。

日向薬師

境内にある虚空蔵菩薩はもともと奥の院にあったそうです。日向薬師にも奥の院があったとは・・、イイこと聞きました。ハイキングコースの最後に日向山へ向かうのでそのとき奥の院を探してみようと思います。

虚空蔵菩薩

日向山ハイキングコースの注意点


ところで日向には「熊出没注意」の看板がいたるところにあります。大山と違って日向には田畑がたくさんあります。熊はそれを目指して下りてくるそうです。大山こま参道のお土産屋さんのお嬢さん(みのもんた風の表現)がそうおっしゃってました。ちなみに熊よけの鈴はそのお土産屋さんで購入できます。でも熊よけの鈴ってなんか大げさだしうるさいので、この日、私は熊よけの鈴の代わりに、スマホで音楽を流しながらさらに一緒に歌って歩くという、東京だと通報されるレベルの行動に出ました。

クマ出没注意の看板

日向山ハイキング


さて、日向薬師を出るとハイキングコースが始まります。日向薬師駐車場から梅園を登って行くと日向山山頂なので、道なりに七沢温泉方面へと進みます。伊勢原市まで来てハイキングコースがコンクリート舗装されていることにテンション下げられますが、豊富な緑と美味しい空気があるので良しとすることに。

亀石まではコンクリート舗装された道を歩く

見晴台


しばらく進むと見晴台です。まだこの辺りの地理感覚が掴めてない私にはどこを見ているのかさっぱりわかりませんでしたが、下画像中央奥に見えるビルが厚木インター付近で見かけるビルに似ているような気がするので、たぶんあの辺りは厚木インター付近だと思います。

見晴台からの景色

亀石


見晴台を過ぎると巨石がゴロゴロと現れます。亀石と記された道標から沢のような地形を奥に入って行くと、なんと、すんごい巨大な岩石が現れます。見たことない方にはこの画像では伝わらないと思いますが、ほんと大きいんですよコレ。

亀石

周辺の地形からも、単にこの辺りで石切りをしていたのではないかという疑念は捨てきれませんが、大山阿夫利神社のご神体が巨大な自然石だということなので、何か関連があったりでもしたらロマンのある話だと思います。しかも奥に入って行くと同じような巨大岩石がたくさんあるんですよ。

ハイキングコースから見下ろした亀石 宇宙船?

見城


亀石から登り道です。山神の祠がある十字路分岐点から見城大釜弁財天日向山山頂にそれぞれ向かえます。ここを拠点にまずは見城に向かいます。分岐点から見城に向かうと、いきなり尾根が細くなり、斜面が急になります。見城が七沢城に関するエリアだという先入観からか、どこか城郭のようにも思えてきます。

見城山頂付近から急に尾根が細くなる

尾根頂部に出たところで景色が開けます。結構遠くまで見渡せます。七沢城糟谷に館を構えていた扇谷上杉家の山城で、長享の乱などで舞台になったことが知られています。ちなみにここ見城はその七沢城ではなく、七沢城に関連した施設ではないかと現地案内板にありました。これだけの展望が望めるので物見でしょうかね。

見城山頂からの景色
幸せそうに寄り添う木のカップル

大釜弁財天


見城から大釜弁財天へ下りてきました。弁財天は川沿いに鳥居と小さな祠があるだけなんですが、凄いイイですココ。パワースポットとか騒いでいる人たちに人気が出そうです。ちなみに大釜弁財天は雨乞いの神さまです。

大釜弁財天

2つの岩石の隙間に弁天さまが祀られています。”やぐら”みたい。

弁天さま
あの岩と岩の隙間に弁天さまがいらっしゃいます

観光案内所でもらったパンフレットに「釜の形に似ているから大釜弁財天と名付けられた」とありました。反論のしようがないほど納得しました。

ホンマに釜の形やん!

日向山山頂


もう一度山神の祠がある分岐点に戻り、今回のハイキングコース最大の難所、日向山への登り道を行きます。そして辿り着いた日向山山頂では、山頂なのに見晴らしがないというとても残念なことになっていました・・。

残念な日向山山頂

日向薬師奥の院


山頂から日向薬師へと下山します。そして冒頭でも触れた日向薬師の虚空蔵菩薩が祀られていたという「奥の院はどこでしょう?」と歩いていたら、アレ?日向薬師に到着してしまいました。「何も見逃していないはず・・」と記憶をたどっていくと、道標が指し示さない怪しい道があったことを思い出し、もう一度向かうことにしました。しかしこの道、何だがとんでもなく危険な道のりです。

画像だとどこに道があるかわからないでしょ?

道は狭い悪路でしかも斜面がなかなかの急勾配、こんな道の先に奥の院なんてあるのかと不安になった矢先、現れたのはなんと横穴です。奥の院は”やぐら”(岩屋)だったんですね。よ~く見ると確かに、横穴の奥に何かが祀られていた跡が確認できます。そう、ここに虚空蔵菩薩が祀られていたんです。感激。

日向薬師奥の院

日向薬師


日向薬師まで下りてくると、駐車場がある裏手の梅園に到着します。日向薬師にある売店で飲料とソフトクリームを買って一休み。奥の院を見つけることができた達成感からか、疲労が心地良い”疲労感”に変わりました。今日も楽しかった。

日向薬師の梅園にて 今度は梅の実のカップル



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記事作成  2017年5月26日

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